大沼で「命」と向き合う。老舗毛皮職人から学ぶ命のスタディツアー(通年)【大沼エデュケーションプロジェクト(OEP)】

北海道・七飯町の大沼国定公園では、活火山・駒ヶ岳がつくりだした湖沼群や湿地、森林、そして人々の暮らしが今も息づいています。この豊かなフィールドを教室にして、中学生・高校生が「本物の学び」に出会う場所——それが、大沼エデュケーションプロジェクト(OEP)が展開する「大沼国定公園サステナブルスタディツアー」です。
(※スタディツアーについての詳細は→コチラ

今回は、大沼の毛皮産業の歴史と野生動物との関わりを学ぶ、通年プログラム「毛皮職人から学ぶ 命のスタディツアー」をご紹介します。

「毛皮職人から学ぶ 命のスタディツアー」とは

百年の時を超えて受け継がれる、思いの詰まったプログラム

毛皮の需要が高まった百年前、野生動物保護を目的に行われていた養狐事業。時代が変わった今、人間の生活の影響で「有害駆除」されて命を終えた鹿や熊の毛皮が全国から大沼へと運ばれてきます。

このツアーが目指すのは、「最後まで動物たちの命を無駄にしない」という姿勢を通じて、人間生活の営みと野生動物の生息環境保全について、頭ではなく心で考えてもらうことです。大沼で100年以上続く産業である養狐事業の跡地をめぐり、国内にわずかしか残っていない自然のなめし技術に触れながら、命をいただくということの本当の意味に向き合う——そんな時間になります。

このツアー最大の特徴は「インタープリター同行」

インタープリターとは?

大沼スタディツアーの一番の特徴、それはインタープリターが同行することです。
「インタープリター」と聞くと、「通訳の人?」と思う人もいるかもしれません。実はその通り、インタープリターは「通訳」の役割を持つ人です。ただし、外国語を訳すのではなく、自然や地域の「言葉にならないメッセージ」を、わかりやすい言葉に「通訳」して伝えてくれる案内人のことを言います。

たとえば、職人が黙々と皮をなめす手元を見ても、ただ「作業をしている」で終わらせず、「なぜこの技術が国内でわずかしか残っていないのか」「私たちの暮らしと野生動物はどうつながっているのか」を、その場で丁寧に解説してくれます。まるで職人や地域が語りかけてくる声を、私たちに「翻訳」してくれる存在。それがインタープリターです。

インタープリターがいることで、学びがどう深まるのか

ガイドなしで見学すれば、職人の作業はただの「珍しい体験」で終わってしまうかもしれません。しかしインタープリターが同行することで、ひとつの作業風景から命の重み、産業の歴史、そして人と自然の未来へのヒントまで、何倍も深く読み解くことができます。

生徒たちからの素朴な疑問にもその場で丁寧に応えてもらえるため、「なぜ?」「どうして?」という好奇心が途切れることなく、学びがどんどん広がっていきます。

雨の日でも安心して参加できる理由

このプログラムは、雨天時も主に屋内と工房を活用して実施されるため、天候を理由にプログラムが中止になることはありません。学校行事は日程の融通が利きにくいものですが、天候リスクを気にせず計画を立てられるのは、教育旅行にとって心強いポイントです。


【プログラムのお問合せ先】

ユーカラグループ株式会社 Nabeya
TEL:0138(67)2311
〒041-1354 北海道亀田郡七飯町大沼町206-1
E-mail:contact@yukara.jp
公式サイト:https://yukara.jp

【大沼エデュケーションプロジェクト(OEP)】