夏の農場通信その2【山田農場 チーズ工房】

長男。
愛農高校での暮らしは本当に楽しそう。少し逞しくなったかな。
家に帰ってきても、やっぱり働き者で、、
誰よりも早く起きて、頼んだことは嫌な顔せずやってくれて。どれだけ助けられてたか、居なくなってようやくわかった私たち。だから、夏休み楽させてもらった分、後が恐い・・(笑)

三男。
「釣りキチ ○○ベエ」と呼べと言われ、「オラは釣りの事しか頭の中にないっさーー」って言う。
川でも海でもどこへでも行きたい中毒的な釣り好き。父ちゃんと一緒にほぼ週末は海へ・・。

次男。スケボーにはまりまくった夏。
「高校へは行かない。スケボーやって暮らしたい」そんなことを言い始めた。なんでも中途半端だった次男。
そんなに好きなら、とことんやってみたらと言う私たち。まだ中学校卒業まで2年半ある。
そこで彼がどう変わるか、むしろ見ものかもしれない。

農業はステキな仕事だと思うけど、離れてみないとそれは分からないのかもしれないなと、次男・三男には思う。

最近、子育てでよく思うこと。
「子どもが自分から”これやってみたい”って言ってきたときは、もしそれが本気だったら、そのことを心から喜んで、どうやったらできるか一緒に真剣に考えよう」ということ。

それを仕事にするとか、趣味以上とか趣味以下とか、そういうことじゃなくて・・
「そのことを考えるだけでワクワクすること」
これだけあれば、今はそれをどうやったら一生懸命できるか親も考えてみる、・・ってスタンスにしてみた。

というか、今までして来なさすぎた。
忙しいとか、晴耕雨読だとか、自分たちの都合でずっと15年やってきた。
今子どもたちはフリースクールに行くようになり、既存の義務教育以外の学びをさせてもらっている。

週休3日、放課後も長い、宿題もほぼゼロ。
そしたら親が関わる時間が増え、部活もないからやりたいことあったらやる時間が出てきた。
家の仕事を手伝ってもらっても、時間がある。だったら、親も協力できるじゃんか・・と。

全てがイレギュラーになりつつある山田家・・(笑)
子どもたちがどんどん自分たちで刻み始めた、自分の時間を。そしてもはや自分の得意分野で築き始めている、ワクワクを。

私たちもやっと「親」になってきた気がします。
そして、自分の生き方を10歳そこそこで考えられるようになってきている子どもたちから、これからどんなことを教われるのだろうかと、親も楽しみになってきました。

そんなわけで、男たち3人は、今日もスケボーパークと漁港に行っております。
母ちゃんは・・お金にならないことばかりやってるので(笑)、、やけにそっちでも忙しいこの頃。

 

山田農場も色々と第2ステージに突入した感じですが、暮らしをベースには変わらず、裾野を広げている感じです。
次の時代に何ができるか、何を残せるか、どう生きていくか。そんなことばかり考えているのが楽しいこの頃です。

「自由」は、全部自分の責任。だから大変ではあるけど、心地よい。
それがわかれば、生き方も自ずと決まってくる・・。かもしれない・・と思う。

【山田農場 チーズ工房】