春のしごと【大沼ガロハーブガーデン】
【春】
雪が溶け、北海道にも春の訪れがやってくる頃、蜂箱を外に出す。すると一斉に飛び出した。
3ヶ月間、納屋で冬の寒さに耐えていた蜂たちだ。今年も無事に生き延びてくれたことにホッとする。
外へ出てすぐに、餌を探す蜂だが、残念ながら、北海道の今時期は蜂が食べる蜜や花粉はまだない。
越冬用にと残して置いたはちみつも底を尽きる時期でもある。
そこで、私たちが、はちみつの代わりに、花粉や砂糖水を与えて手助けをする。
他にも、冬の時期に使っていた蜂箱を新しいモノと交換する。蜂は湿度を嫌うので、衛生面には気を使う。
気温が上がってきたら、ようやく中の様子を見る。女王蜂は居るのか、卵を産んでいるか、蜂数はどうか、などなど。
当然寒い時に中を観ると機嫌は悪くなる。これからは女王蜂が順調に卵を産んで、働き蜂が増えて、
蜜をたくさん摂ってきてくれるように、支えていくのが、私たちの春のしごと。